たるみず日記

穴山梅節の琵琶かも?

 先日の大河ドラマの中で武田信玄の身内で穴山梅雪という戦国武士が出てきた。鹿児島県出身の榎木孝明さんが演じておられた。その穴山梅雪の琵琶ではないかと言われるものを見せて頂いた。

 昨年の10月31日~11月15日まで行われた国文祭で垂水市は「大隅歴史街道ー戦国武士たちの足跡が聞こえる」と題して大隅半島を3日間旅していただいた。それが御縁で担当者に是非みてほしいとH氏からTELがあり、今回出掛けた。大河ドラマのシーンが冷めやらぬ2,3日後、わくわくしながら車中は完全に戦国時代にタイムスリップです。

持ち主は木工の職人さんで歴史に詳しくて購入したものではなく琵琶がしたんで作られている事にまず魅かれた、金額も手頃だった。それが25年前でいろいろ調べていくうちに興味わき「なんでも鑑定団」にも出されてそうです。琵琶をもって専門家を訪ねる事数回、なかなかH氏の納得いく回答は出ないそうです。

 H氏の話に引き込まれて2時間余り、美術館でもない骨董店でもない不思議な世界、他の2作品も見せていただきました。

 H氏宅をあとにして「H氏のもとにたどり着いた作品は幸せだよね。25年も調べてもらい、他の所だったら押し入れで眠って、持ち主がいなくなれば捨てられるのが普通だものね」と。

 今まで骨董に興味はなかったがH氏の熱い思いにふれて歴史を違う角度で学んだ気がした。