たるみず日記

佐土原桜祭り、研修視察

佐土原桜祭り、研修視察-1

 4月5日観光協会役員研修旅行に行きました。

 2月8日~11日まで「島津入城410年」のイベントが宮崎市佐土原を中心に行われました。8,9日は垂水から佐土原へ出立される以久公を垂水市長が多くの家臣に守られて市内をパレード、10,11日は宮崎、佐土原城跡でのイベントと4日間の盛大なイベントでした。このイベント390年、400年、410年と10年毎に行われ420年も可能性大です。これを機に観光協会が窓口となり交流を深めていこうと計画したものです。

 佐土原町の久峰公園で行われる桜祭りに合わせて会場での物産展にも出店しました。

 午前中は個人で柴桜を屋敷の廻りに植え、盲目の奥さまがさびしくないよう、多くの観光観光客にきていただこうと植えられた一面の花を見せて頂きました。60頭の牛を飼っていた80代の御主人とベンチに腰掛け、花を観に来たお客さんを相手に話される奥さん「主人に聞いて下さい、主人が・・・」と御主人を頼り切った言葉、テレビの取材を受けながらも盲目の妻を気遣い対応される姿にはジーンときました。いつまでもお二人が元気でありますように。

 次に訪問したのも個人の方が丹精込めて作られた御庭で春の花真っ盛りでした。持ち主の男性は奥さまを亡くされ、広い庭いっぱい花を咲かせ、無料開放しているそうです。観にきて下さる方と楽しそうに話され庭作りが生きがいの様子です。

 午後から桜祭り会場での物品販売と佐土原歴史巡りのコースに分かれ行動、以久公ゆかりの月光院、島津家久、豊久公の墓、佐土原城跡に建つ鶴松館の見学などをしました。

 410年前の戦国末期、伊東氏を滅ぼしたばかりの佐土原へわずかな家臣と共に入城した53歳の以久公の思いは?

 戦で荒れ果てた佐土原の町づくり、産業、農業の立て直し等復興に力を尽くした方だという。だからこそ400年たっても佐土原の人びとの心に生きているのだろう。