中浜の地蔵

中浜の地蔵

この地蔵は中浜集落の村山家の所有であるが同集落がお堂と共に大切に管理している。

木彫りの座像で高さは台座まで65センチあり像は金色、台座は黒と朱で彩色されていて、全体的に風格があり、制作年代は文安元年(西暦1444年)と推定されている。

この地蔵は「ガランドンの餅」の話としても伝えられている。昔このあたりは池で大蛇が住み、毎年18歳の娘を望むので、部落の人々は平たい餅を18個つくり池の主にささげたところ、その後この大蛇は娘を望むことが無くなったという。それからガランドンの餅をこの地蔵に備えているという伝説がある。