垂水千本イチョウ

〒891-2111
鹿児島県垂水市新御堂
☎32-4058

30年程前、中馬吉昭氏が奥さまの親から引き継いだミカン山(荒れ放題)を前に思い描いたのはここに銀杏を植え東京原宿にある銀杏並木を再現出来ないかという事だった。中馬家は畠山重忠のながれをくむ伊地知家の分家で氏で29代になる。昭和50年東京のデパートを辞め帰郷した氏は鹿児島の不動産屋に勤める傍ら休日にはコツコツと山を切り開き(平地なら機戒もはいるが傾斜のきつい段々畑)、ほとんど手作業だった。最初にうえたのは鹿児島の木市で求めた7本で現在は1200本ある。

銀杏の紅葉の見ごろは毎年ずれるが11月25日~12月5日頃です。自然相手なのではっきりと断定はできない。

銀杏だけでなく春は桜の名所にしたいと傾斜のきつい駐車場下の竹やぶで終活に頑張っています

中馬さんは何があってもぶれない人です。

一  自然に対して人間が勝手に荒らしてはいけない(トイレ、自動販売機、ゴミ箱、出店)はイチョウ園には置かない

ニ  これだけ有名になってくると色々な業者さんが商売につながる話をもちかけて来る筈、しかし景観に悪影響を及   ぼす事には乗らない。

三  これだけ取材が入ってもケータイは持たない。非常事態でやむなく奥さんのケータイを持たされると落ち着か     な  い中馬さんは笑える。

四  イチョウ園の手入れには蚊,蜂、マムシ、イノシシ、猿も出ます。中馬さんが一番こわいのはヘビ

今日も中馬さんは千本桜を夢見て作業しています