山下清画伯の写真発見

放浪の画家といわれる山下清氏は、昭和31年1月から春先にかけて垂水に滞在しました。

東京の大学にいる時山下清の存在を知っていた本町の川畑弘見さんは、桜島の船着場の人ごみの中にいた山下氏を自宅の離れに21日間泊めました。山下氏は、弘見さん宅隣のすずや化粧品店に1ヶ月、水之上中学校の美術教師宅に1ヶ月滞在しました。
弘見さんは、文具店でクレパスと画用紙を買い、知人の油絵の道具を借りて山下氏に渡し、3枚のクレパス画と1枚の油絵を描いてもらいました。現在これらは、弘見さんのご意向で市に寄贈されています。
弘見さんは、桜島と江の島を描いてもらおうと海潟港近くに案内しました。山下氏は当時菅原神社の隣にあった協和小学校にも招かれ図工の授業を見学しているということは知られています。

今回発見された写真は、当時協和小学校に勤務していたI先生のアルバムの中にありました。
写真の様子から書道の研究授業の一場面のようです。当時何人かの教師が山下氏に絵を描いてもらっていたということです。I先生は『なんでも鑑定団』を見ながら自分も描いてもらっておけばと笑っておられたそうです。
                              (観光協会会員 川﨑)

授業を見る山下画伯
I先生の研究授業風景