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[2017-01-23] 西郷さんと垂水

 NHK大河ドラマ『西郷どん』が来年1月から放送開始です。鹿児島県の市町村はどこでも西郷さんとの関わりをアピールし観光に活かそうと必死です。勿論垂水も負けてはいられません。垂水市史談会は昭和2年に発足し、多くの先輩方がこつこつと聞きとり調査してたくさんの資料をのこしておられます。

 町田満男さんは西郷没100年にあたる昭和52年に故山之口栄之氏の集められた資料をもとに西南の役従軍記をまとめられました。今、私達はインターネットと言う情報発信の手段を与えられました。この貴重な垂水に残る資料を書き留めたいと思います。

 西南の役私学校徒の従軍譚     山之口栄之筆記

垂水から従軍された方は四百五十名で、その名簿はありますけれども、その時の状況については何も記録がありません。最も引率者の一人林盛氏がとらわれて東京市ヶ谷監獄にあつて、書かれた入獄記とかいう二巻の冊子があったそうですけれども、今は全く所在不明であります。我ら幼少の頃、お爺さん達から戦話を聞かされたものですが、場所や日時等はことごとくみな忘却して、興味のある部分だけしか覚えておりません。そこで最近-最近といっても昭和三年改めて生存者達に聞いてみましたが、いずれも皆部分的な話しのみでまとまったものがなくわずかに立山健氏の話のみがやや体をなすようでありましたからそれを中軸として綴りたててみることにした次第であります。カットは立山氏の話によってつたないながら筆者が書いたのであります。新聞や雑誌などで後はちまきの薩兵姿が挿絵にしてありますがあれは全然まちがいであります。

 解説 従軍者譚について   町田満男氏

 これは垂水の郷土史研究の第一人者である故山之口栄之氏が昭和3年に十年戦役者の話を集められて書かれたものである。特に中心をなしている立山氏は十五才で従軍され、戦いの当初より田原坂、豊後路、可愛嶽突破、城山陥落まで従軍されていて話も確としたものがあり転戦の経路もよくわかる。附録の地図は同氏の転戦記録を図示したものである。

 (本文は歴史の項目です)